オシャレ上手はシーンごとのコーデがうまい
ファッション「この人オシャレだな」
そう感じるポイントの一つに、「シーンごとの合わせ(コーデ)がうまい」という点があります。
夏なら薄い素材の涼しげな服装、冬なら保温暖温ばっちしなのにスマートなシルエットの服装。秋や春は、それぞれの季節に応じたカラフルな色彩や、微妙な温度変化に応じた生地感の組み合わせなど。
そういう方は、外見を見ているだけでも、内面の感受性の豊かさが伺い知れて、とてもかっこいいと思います。
ちょっと野暮ったい人は、あと一歩の合わせが甘い
一つ、例を挙げます。
夏といえば、Tシャツとデニムというイメージですが、ちょっと野暮な人は、Tシャツやデニムの生地が厚かったりして、見た目がちょっと暑苦しいままだったりします。
オシャレな人は、きちんと薄手の素材のアイテムで揃えたり、風通しを考えたデザインのものを着たり、同じTシャツとデニムにしても、見た目が全然ちがうほど涼しげに見えます。
本当にオシャレな人はアウトドアでもかっこいい
環境に合わせてファッションコーデのできる人は、街のファッションをそのままアウトドアに持ち込みません。登山であれば、しっかり機能面を考えた装備を一式そろえて、その上で自分の個性を交えた格好をします。
また、そういった環境ごとにおける、自分に合ったファッションブランドをだいたい抑えているので、服探しに苦悩することも少ないでしょう。
お金がすべてではない
このように書いていくと、「お金あるやつは好きな服を変えて良い」と思う方もいるかもしれません。
しかし、オシャレな人は、限られた予算の中でも、うまい組み合わせを見つけるのです。ヒルナンデスなんかで、女性のモデルさんやタレントさんが、限られた店、限られたルール、限られた色から、テーマにあったコーデを揃えているところなど、まさにコーデ力そのものです。
ファッションもコミュニケーションの一つ
コーデをするためには、その服を着る環境、テーマが必要です。そして、そういった場所を想像し、自分を環境に合わせようとする行為は、コミュニケーションの一種に他なりません。
人は外見でなく中身、という人もいますが、しかし、外見というものは、まちがいなく、その人の中身そのものです。それぞれの環境、場所に合わせて、自分の身なりを綺麗に合わせられるか。これは、相手への配慮であり、自分への挑戦でもあります。
ファッションなんて面倒くさいと思わず、環境と向き合い、相手と向き合い、そして自分と向き合い、すべてを楽しむ心を持つようにしましょう。そうすれば自然とスマートなオシャレさんになっているのかもしれません。